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計画の立て方、計画のやり遂げ方:やり抜く人の9つの習慣の要約

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2020年も始まり、年末年始は次年の計画や大掃除、親しい方とゆっくりされたでしょうか?
私は食べたり急遽初詣に行ったりと、変則的な時間を過ごして終わりました・・・

件名の計画の立て方ですが、去年に立てた年始の計画を覚えている方はいますでしょうか?

ちなみに私は総じて覚えていません(*´з`)

とはいえ色々行動を起こして初めて見たいことはあるので、本書を手に取りました。

本書で挙げられている9つの習慣ですが、

  1. 目標に具体性を与える
  2. 目標達成への行動計画をつくる
  3. 目標までの距離を意識する
  4. 現実的楽観主義者になる
  5. 成長する事に集中する
  6. やりぬく力を持つ
  7. 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
  8. 自分を追い込まない
  9. 辞めるべき事 より やるべき事 に集中する

を挙げられています。
ではそれがどういったことか?を挙げます。
1と2は「計画段階
3-9は「計画実行中」(9は計画段階化も)に分類されます。

1:目標に具体性を与える

  1. 1a:どうすれば目標達成となるか?目標達成のイメージを思い描く
  2. 1b:次に「やるべきことは何か?」を具体的に挙げる
  3. 1c:それで得られることはないかをイメージする
  4. 1d:その障害はなにか?

早速ですが、毎年年始の目標を、「ダイエット」や「貯金するぞ!」になっている方はいませんか?(そうです私です)
それでは意味がなく、「ダイエットで○○kgまで体重を落す」「○○円まで貯金するぞ」でないとだめなのが「1a」になります。

次いで、「ダイエットで○○kgまで体重を落す為には、炭水化物の摂取量を減らす!」「入出金管理し、無駄遣いを省いて○○円まで貯金するぞ」とするのが「1b」です。

そして「○○kgまで体重を落せば、着たかったあの服が着られる」「○○円あれば購入必須である高額品が買える!」となるのが「1c」
それを達成するためには「○○kgまで体重を落す為には、日々の炭水化物の誘惑を減らす/避ける」「入出金管理をするために、カード/電子決済にして管理を容易にする」などの障害を挙げるのが「1d」です。
※ただしこの「1c」「1d」は各2個以上上げることを推奨されています。

この時点で、今までの年始の計画が全うできないのは「そうですよねぇ・・・」というくらい稚拙だったのに気が付きます・・・

2:目標達成への行動計画をつくる

ここで本書の著者が強くお勧めする「if-thenプラン」が出てきます。
「いつ」「何をやるか?」をあらかじめ予定に入れておくのがこの行動計画です。
例えば、

  • 「朝昼晩の食事に対して、晩のみ炭水化物は一切取らない」(ここでいうと if-晩 , then-炭水化物を取らない)
  • 「週の初めのPayアプリに今週使う金額を入金し、それ以上は使えない」(ここでいうと if-週の初め , then-使う金額を決める)になります。

このif-thenプランを取り入れれば、達成確率は2~3倍まで上がるそうです。脳も「部屋が暗かったら電気をつける」など
「XだとY」という行動パターンは記憶しやすく実行しやすいためだそうです。
上記を実行してみて、何が障害になるか?障害に対して「避ける/打ち勝つ」方法をもう一度if-thenプランに組み込みブラッシュアップをかけていく

3:目標までの距離を意識する

フィードバックを自分や身近な人、または既にその目標を達成している先駆者にしてもらいましょう。こういった計画初心者は頻度は少なめでOK。
またその際、
「ダイエットの目標○○kgまで、あと○○kgだ!」
「目標貯金額○○円まで○○円だ!」と残りに注目しましょう。
くれぐれも
「○○㎏まで減った!」や
「○○円も、もうたまった!」とこれまでの実績は無視しましょう。

残りはいくらか?に焦点を当てたフィードバックは達成確率が上がります

(本書ではこれから思考/to-go)。
対してもうここまでやってきた に焦点を当てると怠けてしまいます(本書ではこれまで思考/to-date)。
なので見るべきは残りの距離を意識しましょう。

4:現実的楽観主義者になる

モチベーションが下がったときは「過去に自分がやり遂げた成果」を思い出しましょう。
※3で挙げた今取り組んでいる計画ではなく、例えば自転車に乗れた/車の免許をとれた といった成果です。あしからず
それでも自身が付かないなら、if-thenプランを使い上記の成果を思い出すようにしましょう。
ほかにも、それを達成できた時の自分のイメージを描いたりも有効です。
また実行している計画がいまいちな場合、別のアプローチを取り組むのもいいでしょう。
例えばダイエットなら「炭水化物を抜かず、カロリーを消費する運動を加えよう」や「浪費を抑えるだけではなく、副業で増やそう」など!
これも複数の別プランを多種用意しておくと達成確率は上がります。

5:成長する事に集中する

重要なのは自分がこの計画を達成すれば成長できるということを忘れないでください。
本書ではこれを「成長ゴール」と定義しています
対して、今何ができるレベルの人間か?ということは避けましょう
本書ではこれを「証明ゴール」と定義しています

成長の充実感 vs 完璧の緊張感
長期の計画でどちらが有利になるかはわかりますよね?6やりぬく力を持つ
はやりのGRIDですね。
自分もそうなのですが・・・人は「自分にはそういった才能がないから無理だ」と思い、諦めてしまいます。
しかしそれはとんでもない誤解です。人は訓練すれば必ず達成できるのです。
上記のようなネガティブな考え方は「固定的知能観」と本書では言っています。
対して真実は「拡張的知能観」です。
ひとは訓練/成長で知能を拡張できるのです。確かに個人差による習熟スピードに差はあります。
でも、ほとんどの人は、ハイハイ歩きから、自分の足で立って歩けるようになるのと同じで必ずできます。
スピードの差で、「自分には無理」だと思い込まないでください。
もし失敗したならそれは「努力が足りなかった」「戦略が間違いだった」「”今””の自分には無理だった」だけです。不可能ではないのです。

7:筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

挙げた通り、気の進まないことをして、意志力を鍛えましょう。
例えば右利きなら左手でドアを開けたり、歯を磨いたり・・・という例より、率先して掃除してみたりも有効かと思います。
ポイントは「取り組む価値のあることを継続する」です。周りに成果を上げている人で、良く掃除する人はいませんか?
また、ストレスや判断疲れを受けることは避けましょう。
もしそういった状況に陥ったときは、自分の知っている「鉄の意志」を持っている人をイメージしましょう。
意外と意志力が掻き立てられます。(故人で鉄の意志を持った人をイメージしたほうが良いかも)

8:自分を追い込まない≒限りある意志力を有効に使う

ジョブズやザッカーバーグが同じ服を着るように(これは判断力)、意志力も消耗します。
なので、「ダイエットと貯金、両方するぞ!」は避けましょう・・・二兎追うもの、一兎を得ず です。
また目標の障害になる誘惑は避けましょう。

例えば

  • ダイエットをしているなら、帰宅時間においしそうな店の前を通らない。
    匂いも店からするなら、その時間の帰宅を避ける
  • 購買意欲を掻き立てられる広告サイトには行かない とか。
  • 本書では禁煙で挙げられていました。喫煙者が多くいる中で禁煙を誓った人と、そういった誘惑を一切立った人とでは・・・達成確率の差は想像通りです。

9:辞めるべき事 より やるべき事 に集中する

人は辞めるべき事をイメージすると、強くそちらに吸い寄せられます。
例えば「○○は食べちゃダメだ!ダイエットの敵だ」や「今これを買うと貯金から遠のく!」とか、やってはいけないことを想像してしまうと
もうそちらしか目がいかなくなります。
なので、本書では「○○を食べないことで、理想の体型、着たかった服を着るイメージをする」という風に、目標のゴールをイメージするように
「if-thenプラン」の実行を挙げています。

これで本書の計画の立て方、やり遂げ方の要約になります。
私が実行する場合、取りたい資格があるので
1:目標に具体性を与える
・その資格を取れば何ができるようになるか?
・その資格は、近所の資格スクールかweb講義を受けよう
・障害は時間の捻出が難しい→家に帰ってご飯食べて部屋に戻った瞬間web講義を受けよう
2:目標達成への行動計画をつくる
それをするためには仕事を早期に終えて、web講義も受けやすい様にPC机周りを整理しよう
ですね。
3-9は実行中での事例になるので・・・

それでは、私が今年中に資格を取れた報告ができるよう行動に移します。