AmazonのPrimeで読み放題だったのを読み終えました。
秀才、天才になる為のノート習慣本
この本で目指しているのは、スマートノートと言うノート術を使う使う事で、
A:発想力
B:論理力
C:表現力
この三つを養い、2つを手に入れれば秀才、3つを手に入れれば天才となる事を目指します。
これらのスキルですが、それぞれ一つだけでは意味がなく、例えば
A:発想力しかない→ウケ狙いで役に立たず、説得力がない
B:論理力しかない→話が冗長で長くなる
C:表現力しかない→内容が平凡で、妥当なことは言うけど当たり前の事しかない
と、単品では能力の頭打ちになりますが、これらを複数、または全て手に入れる訓練/習慣が本書籍の「スマートノート」です
何より他者からの承認欲求を満たす秀才、天才ではなく、あくまで自分の人生に還元する事を重きに置いているようなものです。
スマートノートのトレーニングメニュー
7つのSTEPでスマートノートを習慣化し、
上記のABCを手に入れるメニュー/フェーズは以下になります。
1:基礎
5行日記(行動採点)
2:基礎
今日はどんな日?(行動採点)
3:論理力・表現力
毎日見開き(論理訓練)
4:表現力
見せてお話(表現訓練)
5:発想力
臨海突破(脳内リンク開始)
6:統合的人格
知識→教養→見識(統合)
7:自覚と覚悟
世に出る(私によれば世界は)
農業にも例えられており、
1:開墾
5行日記
2:害虫の駆除
5行日記の採点(楽しくない事をしなくなる)
3:日当たりと水捌けの配慮
論理的思考の訓練や、読書などの勉強
4:日々の手入れ
毎日書く、それを人に話す
5:収穫
脳内リンクの発生
この農業の例えはなんともです・・・
フェーズのポイント
第一フェーズのポイント
・毎日、5行書く
・具体的に名詞と動詞で書く
・嘘は書かない
第二フェーズのポイント
・1週間で見開きを埋める
・評価するが、マイナス評価はしない
・くだらないことでも評価してみる
・5行で書ききれなくなったら次に
第三フェーズのポイント
・ノートはいつも持ち歩く。思いついたらすぐに書く。
・右ページはなんでも書く。とりあえず毎日埋める
・今日のお題を決めて、論理的に上下左右に考える
・最後に自分の結論を入れるようにする
・平均して週に4日以上、2ページ書けたら次のフェーズに
第四フェーズのポイント
・ノートを持って出かけよう
・考えた事は人に話そう
・左ページをホワイトボードに使おう
・相談事には積極的に乗る
第五フェーズのポイント
・毎日2ページを無駄に使う
・ひたすら続ける
・ある日「分かる」がやってくる
・脳は工業ではなく、農業である
・多毛作を目指そう
第三フェーズのポイント「上下左右」とは?
仕事柄、「なぜなぜ」などを実施したりするので、
まず土台の「下:なぜ?」で掘り下げ。
次にロジカルシンキングに近い「上:と言う事は?」を掘り上げる。
左右は「過去、類似例」、最後に「自分はこう考える」と結論づける事です。
考える事を習慣化すし秀才、天才思考を育成する術
スマートノートはこれを目指す事です。
また、ノートは見開きの右側に上記のフェーズを書き、左側はその続きか自分の考え、思うままに綴る様に推奨しています。(詳しくは購入して)
私はiPadとApple ペンシルを使い、Good Notesで書く様にしています。
端末と同期できますし、嵩張りませんしね
5行日記も自分の好きな事だけ、楽しい事だけを書く事を言われています。
カーネギーの事例も面白く、人は悩みで頭の中がジャグリングの様に回っている状態こそ、最も苦しむ原因であり、書き出し整理するとスッキリします。
このジャグリングの状態、抗うつ剤を飲んで休んでいた経験があるので、非常にわかりやすい。
他者からは大した悩みではなくとも、複数の悩みが堂々巡りを繰り返すと最も簡単に思考が疲弊し鬱に沈んでいくのがフラッシュバックします(もう完治してます!)
アイデアを生む土壌が欲しい人、
日記をよりクリエイティブにしたい人、
表現、論理、発想を鍛えたい人
鬱に悩む人に手にとって欲しい一冊です。